新型コロナウィルスの影響により、多くの企業はテレワークを利用せざるを得なくなることとなりました。
オンラインでのコミュニケーション方法も増え、自宅にいながらも自分達に合ったオンラインコミュニケーションツールを使用する人も増えています。
このような中で話題となった、「メタバース」をご存じでしょうか?
以前はゲームや映画の界隈で知られておりましたが、現在はビジネスシーンを始め、随所で話題となっております。
今回は、メタバースの紹介と、活用例などを具体的に解説します。
1.「メタバース」とは?

メタバースは、ネット上で構成される3次元の世界。いわゆる「仮想空間」、もしくはそのサービスのことをいい、現実の自分はアバターを通して、その世界に入り込めるのです。
限りなく現実に近い状態で活動でき、現実と同じように時間が流れる世界でミーティングをしたり、友人と遊んだりすることができます。
つまり、生活をWeb上で送れるのです。
現実に影響を与える経済活動やコミュニケーションを行えるほか、ゲームの「あつまれどうぶつの森」や「フォートナイト」などのフィクションの仮想空間もメタバースとされています。
なぜメタバースは注目されているのか?
コロナウィルスにより、人が集まるイベントが行えなくなったり、開催できても厳しい制限が必要となりました。
また、テレワークが進んだことで、外出する機会も激減してしまいました。
そんな中、急速に普及したのがオンラインコミュニケーションの進化です。
この進化の延長にメタバースがあり、ここまで注目されている理由は複数の要素が存在します。
VR技術、機器の進化と普及
VRといえば、登場初期はゲームや映像に関係しているものという印象がある方も多いのではないのでしょうか。
この時のVRゴーグルは非常に重く、表現も良くはありませんでした。
ですが、機器の軽量化やVR技術が進化し、より現実に近い表現やコミュニケーションができるようになりました。
VRを利用したサービスやコンテンツのクオリティの向上が、メタバースが注目されている要素の一つです。
NFTなどの関連技術の実用化
NFT(Non-Fungible Token)は、日本語で「非代替性トークン」といいます。
簡単にいえば、「デジタル上のデータに複製や偽装が不可能な証明書を付けて売買できるようにする」技術、データを指します。
2021年には、NFTに関連する市場が急速に拡大しました。
これまでのデジタルデータは、容易に改ざんやコピーをされてしまう可能性がありました。ですが、NFTを活用すれば簡単には改ざんできず、唯一性が失われないまま安全にデータを作成したり、売買ができるのです。
NFTとメタバースの2つを使いこなせば、仮想空間の中でも経済活動が行えるのではないかと期待が寄せられています。
コロナ禍によるオンラインコミュニケーションの進化
技術の発展が進み、オンラインでのコミュニケーションツールの進化も、メタバースが広がる手助けとなっております。
ネット通信における画質や音質、速度の向上により、昔よりも快適さが比較にならないほどになりました。
また、スマホやPCには、以前からテレビ通話が実装されていましたが、使っている人は少数でした。
しかし、コロナ禍でZOOMなどのコミュニケーションツールを利用する機会が増えた結果、リモート会議に対する抵抗感が薄れ、現在は通常の業務や日常の中で定着しつつあります。
人々の間で、オンライン上のコミュニケーションに対して寛容になりつつあることも、メタバースが浸透する後押しになると思われます。
2.メタバースでできること

構築されたメタバースでできることは数多くあり、一部ではありますが紹介いたします。
仮想空間上で実施されるイベントを体験することができる
近年、仮想空間内で、アーティストによるライブや企業カンファレンスなどが行われているのをご存知でしょうか?
実際に会場に行きイベントに参加するのではなく、自宅から仮想空間にアクセスすることでイベントを楽しめます。
また、現在の技術によるイベントのほかにも、最先端の技術で今後のメタバースを楽しめるイベント、「バーチャルマーケット」も注目です。
毎年開催されており、期間限定ではありますが、多くの企業ブースや限定ワールドを見ることができます。
コロナ以前の生活に、徐々に戻りつつあります。未だ制限の多いリアルイベントに比べると、バーチャルイベントの需要は高いと考えられますね。
ビジネスで活用できる
先述した通り、NFTを活用することで、メタバース内でデータの売買がより安全に行えるようになりました。
つまり、仮想空間内での商品の販売が簡単になり、新しい販路としてメタバース内でのデータの販売がしやすくなったのです。
また、データに限らず、実際の商品が販売できる可能性も見えてきております。
そしてメタバースは、コミュニケーションが効率化されていることでもビジネスに貢献しています。
仮想空間を活用したメタバース環境があれば、距離に関係なく気軽に豊富な交流を行うことが可能です。
例えば、自分のアバターに身振り手振り操作できたり、仮想空間に絵や図を描いたりすることができます。
まるでゲームを彷彿とさせますが、ビジネスにおける生産性の向上につながるなどといったことから、これらをチャンスととらえ、さまざまな企業がメタバースに注目しています。
空間を自由に構築できる
メタバースは、自分はもちろん、相手や組織に合わせた空間を構築することが可能で、仮想空間を構築するためのプラットフォームは多くのサービスが登場してます。
多様な機能が搭載されているので、さまざまなターゲット層に合わせたメタバースを構築する専門のプラットフォームを利用することで、自分でイチから作るコストや手間を減らすことが可能です。
メタバースを構築する際は、自分(自社)のニーズにあったプラットフォームを調べ、活用するのがおすすめです。
3.現在注目を集めている「メタバース」

ここ数年で話題を集めてきたメタバースですが、ゲームの分野ではおよそ20年ほど前から注目をされてきました。
ゲーム機本体やPCの表現力が上がったことや、ネット回線の速度が向上し、同時に接続できる人数が増したこと。
仮想空間を自分で作れることなどの理由から、再び注目されております。
メタバースを楽しめるのはまだまだ先だと思う方もいるかもしれませんが、すでに私たちの周りにはメタバースを活用した技術で溢れています。
『フォートナイト』『あつまれどうぶつの森』などオンラインゲーム
「フォートナイト」は、メタバースの要素を用いて構築されています。
ゲーム内の「パーティーロイヤルモード」と、「クリエイティブモード」です。
「パーティーロイヤルモード」は、通常のバトル要素が取り除かれ、ミニゲームや仮想空間ライブ、映画鑑賞などでフレンドとの交流を楽しむことができます。
また、「クリエイティブモード」は、島を自由に作ることが可能です。自分でコンテンツを作製し、独自のルールを設定してフレンドと楽しく島の中で遊べます。
任天堂の「あつまれどうぶつの森」もメタバースといえるでしょう。
自分のアバターを作って多人数で集まり、ゲーム内で遊ぶことができるのが特徴的です。
アバターの着せ替えを楽しむことや、自分だけの島を製作することもできます。
複数の有名なファッションブランドが、自社の商品を模したアバター用の服のデザインを公開したことや、2020年のアメリカ大統領選にて、候補者が選挙活動用にゲーム内で作製した島を公開したことで話題となりました。
また、ゲーム内の機能を使えば、フレンドでなくとも他のプレイヤーが作製した島へ訪れることができます。
利用する企業や自治体が増えたことから、注目が高いといえるでしょう。
「VRChat」などのVRネットワークサービス
「VRChat」は、2013年よりVRChat Inc.が運営している、VR対応の仮想空間プラットフォームです。
3Dモデリングのスキルが必要ですが、ユーザー自身が人が集まるための部屋(ワールド)を作れる自由度の高さが人気で、注目されてます。
こういったVRに対応しているサービスは多く、様々な企業がそのサービスを開発することで、メタバースプラットフォームは脚光を浴びることになりました。
2007年頃に、日本でもメディアで取り上げられ注目を集めました。
デバイスやVR・AR技術の進化などを背景に、オンラインゲームを中心として多くのメタバースプラットフォームが現在開発されてます。
「Cluster」などのバーチャルオフィス

クラスター株式会社が運営しているVR対応の仮想空間プラットフォーム「Cluster」。
バーチャル内でのライブや、企業カンファレンスなどがメインでしたが、アップデートによりフレンド機能やワールド機能が追加され、仮想空間での交流の場としても利用されてます。
こういった「バーチャルオフィス」は、オフィス機能の一部を、現実にオフィスを用意せずとも利用することができるサービスです。
スモールビジネスの経営者やオンラインショップ運営者、フリーランスを中心に人気を博しています。
現実では必ず必要な専用のデスクスペースはなく、作業スペース(自宅などの落ち着ける場所)を個人が自由に選ぶことができます。
会議室の貸し出しているバーチャルオフィスもあるので、顔を合わせて打ち合わせを行う必要がある時に便利ですね。
事業を行う上で、オフィスが必要ない方のニーズに合わせた、一部のオフィス機能を提供するのがバーチャルオフィスです。
4.メタバースのメリット

メタバースは非常に魅力的な技術です。ここではメタバースを活用するメリットを解説していきます。
オンラインでの接触
メタバースを活用すれば、難しいと言われていたオンライン内での接触が可能になります。
ウェブ会議システム(ZOOMなど)は、通信速度の差でラグができたり、動作が見えにくいという問題がありました。
現実での会議と比べると生産性が落ちるのではないかと言われてましたが、メタバースはこうした問題を解決できます。
例えばVR技術を用いれば、相手が実際に目の前にいて話しているかのようなコミュニケーションがとれるので、オフラインで会っているような感覚で会議を行えます。
メタバースによる新しいビジネスの実現
オンラインでのビジネスといえば、ネットショッピングが1番わかりやすい例といえるでしょう。
メタバースを活用すれば、オンライン上でショップスタッフと会話ができるので、商品の説明を受けたり値段交渉などが可能です。
また、自分の作品(デジタルデータなど)の販売は専用のプラットフォームを活用するのが一般的ですが、自身でメタバースを作れば、その中でも販売できるようになります。
クリエイターの活躍の場も広がり、新しい価値をも作り上げることができるかもしれません。
メタバースは新たなビジネスを展開できるという可能性を秘めています。
クリエイターの活動の幅も広げてくれることでしょう。新たな価値をメタバース空間で生み出すことができるかもしれません。
5.まとめ

メタバースは、現在は主にエンターテインメントに関する分野の活躍が顕著ですが、ビジネスの中でも目立つ存在となってきました。
さらに技術が向上すれば、想像もつかないような社会が待っていることでしょう。映画のような体験ができる日は、実はそう遠くはないのかもしれませんね。
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